こんにちは、カカポです!
今回は、「他人にイライラしている自分が嫌だ…」「感情をコントロールできるようになりたい」
そんな悩みを抱えている人に向けて、「他人にイライラしない方法」を紹介していきます!
職場、バイト、学校、SNS、家など…。
日常生活の中で「他人にイライラする瞬間」って誰しも一度はありますよね。
- マウントをとってくる人
- SNSなどで煽りコメントをしてくる人
- 明らかに空気が読めない人
「なんで自分はこんなにイライラしてしまうんだろう」と、自分に嫌気がさす人もいるでしょう。
でも大丈夫です。他にも同じように思っている人はいっぱいいます。
ではさっそく、他人にイライラしないための考え方と具体的な対処法を紹介していきます!
他人にイライラしない方法:心理学を用いた心の余裕の作り方
そもそも、なぜ私たちは他人にイライラするのでしょうか。
「怒り」や「不満」はどこから生じるのか。知っている人、少ないのではないでしょうか。
結論:イライラの正体は「相手そのもの」ではなく、自分の内側にある期待や価値観のズレ!
「期待、価値観のズレって何?」↓
・認知的不協和(Cognitive Dissonance)
→心理学者フェスティンガーが提唱した概念で、「自分の考え」と「現実の出来事」が食い違った時に生じる不快感のことを指します。
- 「常識的に考えて、こんなこと言わないよね」
- 「普通、○○したら謝るでしょ?」
この常識や普通という自分の中の基準が、相手に通用しない時に「イライラ」や「モヤモヤ」が生まれるのです。
では、実際にイライラを抑えることができる心理テクニックを紹介します!
怒りを抑える心理テクニック5選
1,自分の中の「ルール」を一度疑ってみる
先程も言った通り、「~するべき」「~であるはず」という自分の中の当たり前がイライラの原因になっていることが多々あります。
このことを「スキーマ(schema)」と呼びます。
要するに、幼少期からの経験や文化的背景から作られた、自分なりの物の見方のクセのようなものです。
例えば、「人に礼儀正しく接するのが当たり前」という自分の中の当たり前を持っていたとして、これに反する相手が現れると強い不快感が起きます。
「どうすればいいの?」・・・「私のルールとこの人のルールは違う」と受け入れることで、ストレスが一気に減ります。
2,相手は「未完成な人間」だと理解する
心理学では、人間の発達や性格は常に途中経過にあると考えます。
なので、わがままな人、怒りっぽい人、空気が読めない人も
「まだ発達の途中段階なんだな」と、捉えることで少し距離を置いて冷静に見ることができます。
- 「この人はまだ自分の感情を制御できないんだな」
- 「今は未熟だけど、いずれ成長して変わっていくかもな」
考え方を変えるだけで、人生は劇的に変化します。
相手を変えることは難しいですが、こちらの考え方を変えるのは比較的簡単にできますよね。
3, 「3秒ディレイ」で反応を遅らせる
イラっとしたとき、人は即座に反応しがちです。
しかし、感情というのは一瞬待つだけで反応の強さを大幅に軽減することができます。
心理学のとある研究でも、感情のピークは90秒内に収まることが多いとされています。
まずは、相手の発言に対し心の中で3秒数えてから返す練習をしてみてください。
怒りがスッと落ち着く感覚を体験できるはずです。
4, 「相手を変える」より「自分の考え方」を変える
「なぜそんなにひどいことを言うの…?」と相手の性格ばかりに注目してしまうと、怒りは増すばかりです。
そこで役に立つのが「リフレーミング(reframing)」という心理テクニックです。
物事の見方をフレームごと変えることで、感じ方が一気に変わるという方法です。
- 「なんでそんなに酷いこと言うの…?」
→「きっと、この人は何か嫌なことがあって自分に八つ当たりしているんだな。そっとしておいてあげよう」
これは、ただポジティブに捉えろという話ではありません。大事なのは「一歩引いて眺めてみる」という意識です。
5,距離をとるのも「心の知性」
必ずしも「我慢すればいい」というわけでもありません。
時には、物理的・心理的な距離をとるのも重要なセルフケアです。
「エモーショナル・インテリジェンス(EQ)」といい、この能力が高い人ほど自分の感情に気付き、適切に対処する力を持っています。
- 「なんかあの人といるときの自分すごい疲れてる気がする…」
→このような場合、LINEの頻度を減らす、会う回数を減らす、SNSでは一切関わらない、のような対処をとりましょう。
これは、冷たいわけでも逃げるわけでもなく、自分を守るための戦略的な行動なんです。
イライラしない最大のコツ
人間関係において、他人にイライラしない最大のコツは、
「相手に完璧を求めすぎない」そして、「自分に余白を作ること」です。
自分の心に余裕がない時ほど、イライラは増幅されます。
反対に、よく眠っていて、気分が穏やかな時は多少のこともスルー出来ます。
実際にそういう経験をしたこと、ありますよね?
だからこそ、
- 自分の価値観を緩める
- イラっとしたら、一呼吸置く
- 相手を「成長途中の人」だと考える
といった、小さな意識の転換がストレスを大きく減らしてくれます。
感情に振り回されず、「あ、今自分イライラしてるな」と気付けるだけでも立派です。
自分の反応の仕方を選べるようになると、驚くほど人間関係が楽になります。
もしまた誰かに怒りを覚えたら、
「この人は、どんな背景があって自分にこんなことを言ってくるんだろう」と、ちょっとだけ観察してみてください。
今までとは段違いに見える世界が変わっていきますよ!

