SNSが心に与える影響とは?心理学が解き明かす「承認欲求」と付き合う方法

心理学

こんにちは、カカポです。

今回は「SNSが心に与える影響とは?心理学が解き明かす承認欲求と付き合う方法」

こういったテーマで話していきます。

現代社会でSNSは欠かせないツールですが、

その使用が私たちの心にどのような影響を与えているかご存知ですか?

心理学の観点から『承認欲求』や『比較意識』について解説し、健全なSNSの使い方をご紹介します。

SNSがもたらす心理的影響とは?

全世界の利用者数

現在(2025年)、全世界でSNSを利用している人は約50億人いるとされています。

日本国内の利用状況

・日本では、SNS利用率が2023年時点で79.2%。

・平均的な利用時間は1日あたり約90分。

・最も使用されるSNSはLINE、Twitter、Instagramとなっています。

世代別の利用傾向

・10代~20代はInstagramやTikTok、30代以上はFacebookやLINEが主流。

・特に10代では、SNSが友人関係の主なコミュニケーション手段となっています。

皆さんは普段SNSをどれぐらい利用していますか?

調査によると、多くの人が1日1時間以上をSNSに費やしているそうです。

これが生活や心にどのような影響を与えているのでしょうか?

SNSがもたらす心理的影響:具体的な事例

 ポジティブな影響

新しい情報や知識の取得:

・Twitterで話題のトピックを追うことで、最新のニュースやトレンドを即座に知ることが可能。

これにより、日常会話などで会話の選択肢が増えるので、「友達に会話の内容を合わせたい」

という方は、必須ツールかもしれません。

つながりの強化:

・海外にいる友人や家族との連絡が容易になり、物理的な距離を超えたつながりが生まれる。

ですが、実際に会うのと比べるとメールや電話だけじゃ物足りないという方もいると思います。

ネガティブな影響

承認欲求の増加:

・「いいね」やフォロワー数が自己評価に直結するため、自己肯定感が下がる。

 例: Instagramで「他人の華やかな投稿を見て劣等感を感じる」

動画にコメントしたときに全くいいねされなかったり、

悪口を書かれていたりしたら落ち込みますよね。

SNS疲れ

・他人の投稿を見て「自分は何かを見逃しているのではないか」と不安になる現象。

例:パーティーや旅行の写真を見て、自分の生活が退屈に思える

SNSを見すぎることでこのような影響をもたらされます。

ちなみに、

米国の研究では、1日2時間以上SNSを使用する若者は、不安やうつの症状を感じるリスクが高まることが報告されています。(心理的影響の研究)

デンマークの研究では、Facebookを1週間やめたグループの幸福感が10%以上向上したと報告されています。(幸福感への研究)

コロナ禍がSNS利用に与えた影響

利用増加と心理的影響

利用頻度の増加:
在宅時間が増えたことで、SNS利用時間が急増した。

データによると、コロナ禍でSNS利用が30%増加したそうです。

外に出て、サッカーや野球をして遊ぶ人よりも家でゲームをする人が増えましたよね。

そのほかにも、TikTOKやYouTube、Twitterなどなど……

孤独感を和らげる反面、依存が深まる:

SNSを通じて友人や家族とつながる一方、孤独感やストレスを助長するケースも。

ずっと家にいるとどうしてもストレスが溜まったり、鬱になったりする人がかなりいたようです。

できれば、週に2,3回外に出る機会を設けましょう。

オンライン交流の発展

・ポジティブ:

オンライン飲み会やウェビナーの開催など、新しいコミュニケーションの形が生まれた。

「ZOOM飲み会」や「ZOOM会議」などのZOOMを使ったコミュニケーションが流行りました。

・ネガティブ:

対面でのコミュニケーションが減少し、社会性が低下する懸念も。

「対面でのコミュニケーションの大切さ」が分かった期間だったと思います。

まとめ: なぜSNSの現状を知るべきか

SNSは私たちの生活に欠かせないツールになった反面、心理的な負担や依存のリスクも抱えています。

心理学を活用して、SNSとの健全な付き合い方を模索することが、現代社会での課題と言えます。

改めて、もう一度重要なポイントをまとめておきます。

SNS利用に関する重要なポイント

・SNSは現代の生活に欠かせないツールであり、全世界で50億人以上が利用している。

・承認欲求や比較意識はSNS疲れを引き起こす可能性がある。

・コロナ禍ではSNSの利用が増えた一方で、心理的な影響も深刻化している。

・心理学的アプローチを活用すれば、SNSを健全に利用することが可能。

これらのことを踏まえて、SNS利用時間を振り返り、必要以上の使用を減らしてみましょう。

そして、他人と自分を比較せず、自分のペースを大切にする習慣を身につけてみてください。

SNSは使い方次第で、私たちの生活を豊かにする素晴らしいツールです。心理学の知識を取り入れることで、心の健康を守りながらSNSを活用できるようになります。

ぜひ、この記事で紹介した方法を試してみて、SNSをより健全に楽しむ第一歩を踏み出してみましょう。

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